航空機
2015/03/19

イタリア生まれの情熱の翼!テクナム

航空機事業部
JGAS AVIATION BLOG

皆様は「テクナム」という航空機メーカーをご存知でしょうか?

JGASの広告で見た!という方を除いては、ほとんどの方が初めて耳にするメーカーではないかと思います。

テクナム社はイタリアのナポリ近郊に拠点を構える航空機メーカーです。情熱に満ちあふれ、誇りと信念を持って"イタリアン・スタイル"を貫くテクナム社は、65年以上の長きにわたって数多くの小型飛行機を世に送り出してきました。

弊社は昨年テクナム社の日本総代理店となり、初めて日本にテクナム機を輸入することになりました。そこで今回は、テクナム社と、その独創的な航空機の魅力をご紹介したいと思います。


1930年代、イタリアの田舎町の丘で、Luigi PascaleとGiovanni Pascaleの幼い兄弟が模型飛行機を飛ばしていました。もっと速く・・!もっと遠く・・!二人の少年は飛ぶことへの強い情熱に駆り立てられていました。

やがてイタリアを襲った戦禍の中、Pascale兄弟は航空工学を学ぶことに没頭し、戦後間もない1948年、最初の飛行機「P48 Astore」を設計しました。そして1951年4月2日、P48 Astoreは悲願の初飛行を果たします。

"P"はPascale兄弟のP、"48"は設計した年、そして"大鷹"を意味する"Astore"はイタリアの空を悠然と舞う誇り高き猛禽類。苦難の時代においても力強さを失わないイタリアのプライドの象徴です。

こうして二人はレース用の飛行機を作りはじめ、1957年にはPARTENAVIA社を設立して一般向けの小型飛行機の製造を開始。そして1986年、現在に至るテクナム社を設立します。

古い写真・テクナム

テクナム社の航空機は「情熱」「イタリアン・スタイル」「個性」「上質」「革新」というイメージの下に設計されています。いかにもイタリアの職人らしいこだわりですね。

といっても、決して独りよがりな設計というわけではありません。テクナム社は常に、パイロットとジェネラル・アビエーション業界の需要を満たすことを第一に考えた航空機を設計しています。

テクナム社が目指すのは、高い安全性と信頼性、そして高性能でありながら、取得・維持にかかるコストを抑えた航空機です。

機体性能や安全性を損なわないまま低コストを実現したテクナム機は、個人のオーナーパイロットはもちろん、フライトスクールや各種の使用事業会社から絶大な支持を得ています。

テクナムP2006T

弊社がこの度、日本に初めて輸入するテクナム社の「P2006T」は、四人乗りの高翼双発機です。

左右のエンジンには100馬力の Rotax 912Sを採用。ちょっと非力に思われるかもしれませんが、徹底的に軽量化されたボディと空力的に優れた設計により、最大巡航速度150 kt、最大上昇率1036ft/minと、同規模の双発機と遜色ない性能を発揮することができます。

そして、驚くべきは燃費です!

1時間あたりの燃料消費量は、左右のエンジンを合わせてわずか9ガロン。双発機であるにもかかわらず単発機並みの燃料消費量に抑えることができます。

テクナムP2006Tは、操縦の容易さと安全性、運用コストなどが評価され、オーナー機としてはもちろん、双発訓練機として世界中の訓練学校での採用実績があります。弊社が運営する「民間航空操縦士訓練学校」でも、多発限定課程でP2006Tを使用する予定です。

またP2006Tは、空撮・航空測量を行う使用事業機としても大きな注目を集めています。ヨーロッパではすでに実績があり、今後日本の空でも活躍が期待されています。

テクナム社創業者

テクナム社は、65年以上の長きにわたって、革新的で、スタイリッシュで、そしてリーズナブルな価格の航空機を世に送り出してきました。

"航空機を設計し、製造することは、ただの仕事ではない。それは飛ぶことに対する情熱の延長なのだ"
―――― 創業者Luigi Pascaleの言葉は、テクナム社の標語でもあります。

今後もJGAS AVIATION BLOGでは、日本に初輸入されるテクナム機の情報をお伝えしていきます!ご期待ください!

TECNAM

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