部品
2015/04/23

部品のライフプロセス

JGAS Aero Parts
JGAS AVIATION BLOG

こんにちは。JGAS Aero Partsです。

やっと春の陽気になってきました。春といえば私の中では空港に行く回数が増え、飛行機をのんびりと眺める回数が増える季節でもあります。

また成田空港の近くには「さくらの山公園」「さくらの丘公園」という公園があります。名前からもわかるように、桜がキレイな公園です。この季節になると桜と飛行機が同時に見えます。なんだか得した気分になりますね。

成田空港に来た際によく訪れる航空科学博物館で、以前「ジャンク市」という催しが行われていました。飛行機好きには非常に興味深いものばかりが売っています。航空機から取りおろされたシートなんかも売ってるんですよね。一家に一台、いかがでしょうか?


さて本題に入っていこうと思います。

航空機の部品は大きく分けて「非循環部品」と「循環部品」に分かれます。

非循環部品とは、ボルトやオイルフィルターなどの消耗品です。

循環部品はRotable Partsと呼ばれ、使い古したものを修理やオーバーホールして再び使用可能な状態にすることができる部品を言います。

代表的なものでは、コクピットにある計器類や、エンジンに取り付いている補機類があります。もちろんエンジンそのものも循環部品です。

日常生活で電化製品などが壊れた際には、もちろん修理して再び使うこともあるかもしれませんが、ほとんどの場合は廃棄してそのとき販売されている新製品を購入する場合が多いと思います。

しかし、航空機部品の業界では”リサイクル”のシステムが確立されています。

新品やオーバーホール品を買うときに、古い部品を返却すれば、若干安く購入することができるんです。

このような購入方法をエクスチェンジと言います。すごく良いサービスですよね。

そんなこともあり、JGAS Aero Partsには未使用品も入庫しますが、使い古した部品たちも入庫します。未使用品との混同を防止するため、使い古し品を保管する専用棚もシッカリ配備しています。

新品やオーバーホール品を、新しいお客さまに発送することもあれば、使い古した部品を「お疲れ様!」とアメリカ等の外国へ送り出すこともあるんです。

いつか、自分が出荷した部品が役目を終えて返ってくることもあるんでしょうか。

そんな事を日々考えている部品担当でした。


航空機部品販売のJGAS Aero Parts

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