航空機
2015/09/14

テクナムP2006TがNASAの研究所に到着!

航空機事業部
JGAS AVIATION BLOG

先日のブログで、NASA(米航空宇宙局)がテクナムP2006Tを実験機に選定したことをお伝えしました。

その実験機が、米国カリフォルニア州エドワーズ空軍基地内にある、NASAのアームストロング飛行研究センターに到着しました!

テクナムP2006Tは、電気推進式の飛行機を開発する実験に使用されます。電気自動車ならぬ"電気飛行機"の開発計画です。

現在の小型飛行機は、航空用ガソリンでエンジンを回して推力を得ていますが、NASAは、翼の前縁に取り付けたモーターを電気で回すことで推力を得る次世代航空機の開発計画を進めています。

テクナムP2006Tを飛行させて得たデータが、その新たな機体を設計する際の基準になるのです。

この電気推進システムが実用化されれば、ガソリンを燃料にした現在の航空機よりも燃費が向上するほか、機体のパフォーマンスや乗り心地が改善され、なおかつ騒音も低減されます。

この重要な実験計画にテクナムP2006Tが大きく関わることは、テクナム社にとっても、我々代理店にとっても、大変名誉なことです。

日本におけるテクナムP2006Tは、日本総代理店である弊社Japan General Aviation Serviceが、型式証明取得の手続きを進めている最中です。記念すべき第1号機は、今年10月に開校する民間航空操縦士訓練学校の多発限定課程の訓練機として導入される予定です。

テクナムP2006Tには、様々な改造を加えることができるため、オーナー機や訓練機としてだけでなく、航空測量機や哨戒機として、そして今回お伝えしたような実験機としても活躍の場を広げています。

今後も活躍の続報が楽しみですね!

画像:NASA's Armstrong Flight Research Center Facebook

【続報はこちら】

TECNAM

関連記事