整備
2016/12/01

飛行機の静電気対策について

整備本部
JGAS AVIATION BLOG

皆さん、初めまして。9月からJGAS鹿児島事業所整備課に配属になり、今回はじめてブログを書かせて頂くことになりました。どうぞ宜しくお願い致します。

さて、鹿児島は日増しに寒さが身にしみる季節になって参りました、皆さん風邪などひかれてはいませんか?

空気が乾燥し寒い時期になると問題になるのが、静電気です。

皆さんも、車に乗る時などドアノブに触れた際に「ビリッ」とした経験はありませんか?これは人の体に溜まった静電気が、金属など電気を通しやすい物に触れた際に外へ逃げようとして、静電気火花(スパーク)が発生する為です。

飛行機も人間と同じ様に静電気が溜まります。

飛行中の機体表面は空気や水滴、塵等との衝突や摩擦により帯電してしまいます。

機体に静電気が溜まると、放電する際に電磁波が発生し、無線通信機器などの電子機器に障害が発生するなどの危険性があるため、放電索(スタティック・ディスチャージャー)と呼ばれる細長い棒状の装置で空気中に静電気を逃がしているのです。

スタティック・ディスチャージャー

スタティック・ディスチャージャー
スタティック・ディスチャージャー

これは大型機のみならず小型機にもついており、主に主翼や尾翼の後ろ側に何本も取り付けられています。大型機では50本以上装備されている機体も存在します。飛行機に乗った際はぜひ確認してみて下さい。

飛行中の条件によっては、放電索(スタティック・ディスチャージャー)を装備していても機体表面でコロナ放電が発生する事があります。「セントエルモの火」と呼ばれるこの現象は非常に珍しい現象として有名です。

まだまだ寒いくて乾燥した日が続きます、皆さんもご自身の体からの放電にお気をつけください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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