航空機
2017/02/13

新コックピットシステム「Cirrus Perspective +」誕生!

航空機事業部
JGAS AVIATION BLOG

シーラスSRシリーズ(SR20/SR22/SR22T)は、2017年モデルから搭載するコックピットシステムを一新しました。

「Cirrus Perspective +」(シーラス・パースペクティブ・プラス)の誕生です!

ガーミン社の最新アビオニクス「G1000 NXi」を独自に改良したもので、これまでSRシリーズに搭載されていた「Cirrus Perspective」の進化形という位置付けです。

「Cirrus Perspective +」の処理速度は従来の10倍!基本性能がパワーアップしたことで、様々な機能の追加が可能になりました。


まず最初にご紹介するのは、フライトプランのルートを断面的に表示する機能です。

どの高度で飛行する計画になっているか視覚的に把握することで、空域や地形への適切な対応が可能になります。

Cirrus Perspective +


さらに便利な新機能として、ペイロード管理機能が追加されました。

搭乗者や貨物の重さを入力すると、燃料や防氷液の重さと合わせて、重量重心位置を計算してくれます。

Cirrus Perspective +


また、オプション装備になりますが、Surface Watch(サーフェイス・ウォッチ)という機能も追加できるようになりました。航空機の位置と空港のデータを照らし合わせ、短すぎる滑走路や、あらかじめ設定した滑走路以外のところで離着陸しようとすると、警告を発する機能です。

アメリカなど一部の国では、誘導路やエプロンなど空港全体のマップがデータ化されているため、地上滑走中の状況把握に役立ちます。(日本では現在未対応です)

Cirrus Perspective +
現在の滑走路はRWY27、残距離500FT、「RWY TOO SHORT」という表示が出ています(一部の空港では未対応)

Cirrus Perspective +
滑走路、誘導路、エプロンや地上施設の情報と、自機の位置が表示されています。(一部の空港では未対応。また、現在日本では滑走路以外の情報は表示されません)


ハード面では、シーラス機の特徴であるキーボードコントローラーが進化しました!

従来はABC配列だったキーボードが、一般的な家庭用コンピューターと同じQWERTY配列になりました。これによって、よりスムーズな文字入力が可能になります。

また、新たに「ホームボタン」が追加されました。アビオニクスの進化に伴い、MFD(マルチ・ファンクション・ディスプレイ)に様々な情報を表示できるようになりましたが、ホームボタンを押すと、すぐにメインナビゲーション画面に戻ることができます。iPhone等アップル社製品のホームボタンと同じ概念です。

Cirrus Perspective +


2017年モデルから、シーラス社独自のコックピットシステム「Cirrus Perspective」は、「Cirrus Perspective +」へと進化を遂げました。

今回追加された機能はいずれも、フライトを便利にするだけでなく、人間の判断ミス・計算ミスをカバーしてくれるという点で、安全面でも非常に有用です。

「Cirrus Perspective +」は従来よりも基本性能が大幅にアップしているため、今後も更なる機能の追加が期待されます。

シーラス機の進化に、今後ともぜひご注目ください!

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