パイロット
2017/08/17

鹿児島JGASの飛行教官に至る足跡の一部

鹿児島FTC
JGAS AVIATION BLOG

皆さん、こんにちは。飛行教官の小川です。

梅雨が明けた後、灼熱の太陽と積乱雲に悩まされている毎日ですが如何お過ごしでしょうか?

こんなに蒸し暑い日々が続くと2年前の快適だったアラスカの記憶が蘇ります。

ラインパイロットを退職して、何か目標を持たなくてはと考えている時に、友人からアラスカで水上飛行機のライセンスを取らないか?とのお誘いがありました。その内容は10時間ほどの合宿訓練で水上単発のライセンスを取ることができるというものでした。

ライセンス取得が目的の2名の他にアラスカ観光が目的の4名が揃い、アンカレッジ現地集合で世界各地(KLAX,KPDX,RJTT)から7月中旬に6名がそろいました。

アンカレッジで食料品、その他(ほとんどアルコール類)を車に積み込んで約2時間半のドライブで Moos Pass へ。

Google Map で Moos Pass で検索すると湖に囲まれた場所が特定できると思います。

私たちライセンス取得組は掘立小屋に寝泊まりしての訓練となりました。

アラスカでのシープレーン訓練

初日は安全講習。ブッシュパイロットのおじさんが水上機の危険性についてビデオを観ながら説明です。

ちょっと甘く見ていたのでこれで気が引き締まりました。

翌日からフライト訓練です。使用機はパイパー PA-18。

アラスカでのシープレーン訓練

意外だったのが、水上機はブレーキがないこと。エンジンをかけたら勝手に動き出します。

操縦席のドアは開けたまま、ベルトも締めずに離岸します。安全な距離になってからベルトを締めてドアを閉めて、その間飛行機を水中の舵でコントロールし、用意が出来たら走りながらランナップをします。

訓練は主にアッパートレイル湖、グラント湖、クレセント湖で行いました。山の中の湖なので回りは高い山に囲まれています。ですから通常では出来ないようなS字のトラフィックパターンを回ったり、鏡のような湖面に降りる際には湖岸の立ち木を高さの目標にして降下率100フィート/分で接水するまでじっと我慢するなど今まで経験した事の無い操縦を体験して十二分に楽しむことが出来ました。

ライセンス?もちろん取得しました。

朝晩はダウンジャケットが必要だった気候が懐かしいです。