パイロット
2018/08/06

パイロットの健康管理

鹿児島FTC
JGAS AVIATION BLOG

暑い日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

以前にもパイロットの健康管理について少しお話ししたと思いますが、今回も…。

部品交換が効かない人体は加齢と共に色々な不具合が出て来ます。私も御多分に洩れず、2月の身体検査で不具合が発見されました。

そこで、運動と減量で改善することに決めました。

病院の栄養指導を受け、1日の摂取カロリーを1500カロリーにすること。計画的に運動を実施すること。で、経過観察を続け、その結果によって今後の処置を決めることになりました。

その結果、2ヶ月で体重6kg減量し、規定値を大きく超えていた血液検査の結果も規定値まで下げることができました。

Pilotとして仕事を続けるには以下の条件をKeepする必要があります。

1.ライセンス
2.最近の飛行経験
3.航空身体検査証明

1に関しては、前提条件なので説明の必要はないでしょう。

2については、航空法に決められた期限の中で必要な回数や時間を充足する必要があります。

3については、年1回(定期航空のライセンスの場合は年2回)の検査を受けなければならず、要件を満足できない場合は航空身体検査証明が発行されません。ライセンスがあってもこの航空身体検査証明がなければ飛行機に乗ることができません。

これからも仕事を続ける限り3条件をクリアーしていかねばならず、日頃の体調管理が重要となって来ます。 

努力しても維持できなくなった時が、空を飛ぶ仕事から離れる時になるでしょう。