整備
2018/09/25

英和辞書を試す

整備本部
JGAS AVIATION BLOG

今回は、整備本部の組織の一つである 技術部がブログをお送りします。

航空機整備というと、航空整備士が脚光を浴びることが多いかと思います。
せっかくの機会なので技術部の業務を簡単に紹介したいと思います。

JGAS整備本部 技術部は現在、8名の部員が在籍しており、整備計画の策定や機体の信頼性向上のためのメーカーとの折衝、不具合で飛行機が止まった時の修理方法策定などオフィスでの仕事をメインに日々業務を行っています。
現場の整備士を後方から支援する・・・というと分かりやすいかもしれません。

さらに技術部では、整備業務の効率化や安全をさらに高いレベルで維持するための技術や製品にも目を向けています。

現在 取り組んでいる業務の一つに「翻訳機の評価」があります。
日本人にとって英語は第二言語であり、アメリカ人のように何でも話が出来て読める訳ではありません。
航空整備士も「英語が何でも読める」という人は少ないと感じます。

航空機整備のマニュアルは基本的に簡単な英語(Simplified English)で記載されていますが、まれに解釈が難しい文章もあります。そんな時、辞書を引くために事務所へ移動せずとも、飛行機のそばで簡単に訳するツールがあれば、整備作業もより効率かつ確実に実施できるかもしれません。

翻訳機を試す
写真は検証作業中のペンタイプでスキャニングする英和辞書です。
分からない単語をなぞってスキャンすれば、ディスプレイに和訳が表示されます。
電子辞書のように打ち込む手間が省けます。

複数の製品を購入し実際使用してみて検証を行い、和訳の確実性や作業実施時の利便性、費用対効果を検証し現場に配備するか否かを決めるわけです。

技術部は、今後も整備業務の縁の下の力持ちとして安全で確実な整備作業を支援して参ります。