航空機
2019/02/14

グーリアン選手、レッドブル・エアレース開幕戦で3位に!

航空機事業部
JGAS AVIATION BLOG

レッドブル・エアレースが、現地時間の2月8日・9日、アラブ首長国連邦のアブダビで開幕しました!

レッドブル・エアレースとは、国際航空連盟(FAI)公認の飛行機レース世界選手権です。レース仕様のプロペラ機に乗ったパイロット達が、超低空でスピードを競う大迫力の航空レースで、「世界最速のモータースポーツ」「空のF1」とも呼ばれます。

世界各地でレースが行われ、その順位に応じてポイントが加算されていき、シーズンを通じて最多ポイントを獲得したパイロットが総合優勝者「Red Bull Air Race World Champion」となります。

2017年に、日本人パイロットとして初めてワールドチャンピオンの栄冠を手にした室屋義秀選手は、2018年は総合5位でシーズンを終えました。今季は2年ぶりの王座奪還に期待がかかります。

そして、こちらのブログでは、弊社が代理店を務めるアメリカの航空機メーカー「シーラス・エアクラフト社」がスポンサーになっているマイケル・グーリアン選手についてたびたびご紹介してきましたが、グーリアン選手は自己最高の総合3位で2018シーズンを終えています。わずか7ポイント差で逃したワールドチャンピオンの座を掴むために、熱い闘志を燃やして今季に挑みます。

さて、昨季までのレッドブル・エアレースでは、本戦の結果に応じてポイントが付与されてきましたが、2019シーズンからは、予選でも上位3選手にポイントが付与されることになりました。

より一層、重要性を増した予選を、見事首位で通過したのは室屋選手でした!

グーリアン選手も3位で予選を通過し、本戦を前に貴重なポイントを獲得しました。

迎えた本戦の日、室屋選手、グーリアン選手ともに、ノー・ペナルティで決勝まで駒を進めます。

決勝では、ニコラス・イワノフ選手が1番目に飛ぶ予定でしたが、機体のエンジンを始動できず棄権したことから順番が繰り上がって、急きょ室屋選手が最初にフライトすることになりました。しかし室屋選手は、その影響を感じさせない完璧なフライトを披露し、53.780秒の好タイムを記録しました。

2番目にフライトしたグーリアン選手は、途中まで室屋選手をリードしていましたが、2ラップ目で失速し、54.009秒でフィニッシュしました。

最後にフライトしたのは、2018シーズンのワールドチャンピオン、マルティン・ソンカ選手でした。ソンカ選手も途中まで室屋選手をリードしていましたが、後に失速し、最後の猛追も及ばず惜しくも室屋選手から0.003秒差の53.783秒でフィニッシュしました。

エアレース史上に残る僅差で優勝を勝ち取った室屋選手は、前日の予選を1位通過して獲得した3ポイントに25ポイントを上乗せして28ポイントを獲得。幸先よく、開幕戦で2019シーズンの首位に立ちました。

総合2位には22ポイントのソンカ選手、総合3位には21ポイントのグーリアン選手が続きます。

今季もJGAS AVIATION BLOGでは、シーラス社がスポンサーとなっているマイケル・グーリアン選手、日本人パイロットの室屋義秀選手の活躍を中心に、レッドブル・エアレースの模様をリポートしてまいります。ご期待ください!

レッドブル・エアレース公式サイト(日本語)
http://www.redbullairrace.com/ja_JP

マイケル・グーリアン選手 チーム公式サイト(英語)
http://mikegoulian.com

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