部品
2018/03/19

劇毒物の輸入・販売

JGAS Aero Parts
JGAS AVIATION BLOG

今回は、何だか物騒なタイトルで申し訳ございません。

ここ最近、整備本部の勢いが凄い事もあり、JGASって整備会社でしょ?部品の販売してるの?!なんて思われる方も多くなって来てはいないかと心配になっているJGAS Aero Partsです。

商社部門も引き続き、お客様へ最高のサービスを追求して参りますので宜しくお願いします!

JGAS Aero Partsは、航空機部品や整備用機材、ヘッドセット等のパイロット用品と、航空機に関わるありとあらゆる物を販売しています。そのほとんどが海外からの輸入です。輸入に際しては、様々な法令に注意を払う必要があります。

東京事業所にとあるロッカーが設置されています。

劇毒物の保管用ロッカー

「医薬用外 劇物」「医薬用外 毒物」と何とも物騒なシールが貼ってあります。

JGAS Aero Partsは劇毒物の輸入許可を東京都知事から得ています。

実は、航空機整備で使用する溶剤、シーラント等は劇毒物に指定されるものが多く存在しています。

たとえば、クリーニングで使用される事が多い「メチルエチルケトン」。通称“MEK”と呼ばれますが、これが「劇物」である事は有名です。

MEKのように名前から「ザ・劇物」と分かるものは、容易に判断可能ですが、シーラント類には名前からは想像出来ない劇毒物が含有されていることがよくあります。

例えば、シーラントの「MASTINOX」。

名前からすると、何の変哲もないシーラントですが、中にクロム酸ストロンチウムという劇物が含まれています。

このように劇毒物が含有されているだけで、自治体からの許可を得なければ輸入・販売が出来ないのです。

今後、JGAS Aero Partsでは順次、劇毒物の取扱を順次増やしていく予定です。

今後とも、法令を遵守し業務を行って参ります。


航空機部品販売のJGAS Aero Parts

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